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#拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その3『楽園追放』

こんばんは、SFコミュニケーション研究会のおもちΩです。


3月27日のSFインターメディアフェスティバル2016〜すべてがR(eal)になる〜に向けて、当ブログではTwitterで公募させて頂いた、皆様が思う #拡張現実っぽいSF 作品を順番にご紹介させて頂いております(^_^)ここでいう #拡張現実っぽいSF とは、AR(拡張現実)技術が作品内に登場する、ヴァーチャルリアリティ(仮想現実)を舞台にしている、といったものを指しております。


今夜の作品は、水島精二監督・虚淵玄脚本『楽園追放』です。「メカ」と「美少女」を巧みに配備した本作は、全編3DCGで描かれていることも話題となりました。電脳世界でのビット戦、揺れるおっぱい、実体不明なキャラクター達、銃器が派手にかち合う地上戦、揺れるおっぱいなどなど…とにかく映像的なエンターテイメント性に優れ、視線を飽きさせません。そして、電脳世界を構築するシステム構造や、人間と電脳化された人間、そして人工知能をめぐる答えの出ない問いが、作品の魅力を後押ししています。

さて、この『楽園追放』ですが、人類の98%が肉体を捨てて電脳世界「ディーヴァ」で暮らしている世界でのお話です。※ここから、少しだけネタバレを含んだあらすじとなります。


ある時、電脳世界ディーヴァが、フロンティアセッターと名乗る者に地上からハッキングを受ける。ディーヴァの上層部は、荒廃した地上からディーヴァへアクセス出来るような危険人物を看過できないとし、アンジェラ・バルザックをフロンティアセッターを探る捜査官に抜擢した。アンジェラはマテリアルボディ(実体がある即席ボディ)に意識を移し、地上での捜査を開始する。アンジェラは、地上ガイドのディンゴと共についにフロンティアセッターの正体を突き止めるが、フロンティアセッターの思惑に悪意は無いと判断したのであった。しかし、このことが上層部の怒りを買い、アンジェラは投獄されてしまう。地上での活動とフロンティアセッターとの出会いを振り返り、初めてアンジェラの心中にはディーヴァへの疑念が沸き起こる。フロンティアセッターの助けを借りて脱獄に成功したアンジェラは、フロンティアセッターの目的を達成するためにディーヴァに立ち向かうことを決意する。


そういえば、人類のほとんどが完全に肉体を捨てて電脳世界で暮らしている話ってあまり無いですよね。地上に降りるために使い捨ての生身のボディを毎回作るというのも、なんだか非効率的です。興味深かったのは、電脳世界でも人々は格差社会の中でもがいていて、その指標は通貨ではなく各々のハード容量で格付けされているということ。作中では「地上の暮らしと電脳世界の暮らしは場所が変わっただけで根っこは何も変わっちゃいない」なんて会話が出てきます(記憶が不確かなのでちょっと違うかもしれませんが)けれど、社会を作り上げているのが人間である限り、格差は生まれ、「誰もが幸福な理想郷」への距離は縮まらないのかもしれませんね。まぁ、私たちの進化は、オーバーロードがやってくるまで待つとしましょう。


それでは皆様、今夜も良い夢を♪


SFコミュニケーション研究会
おもちΩ
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