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「第二回SF読書会」レポート

こんばんは、T田です。3月29日にウインクあいちで行われました「第2回 名古屋SF読書会」へ、おもちΩさん・魚肉さんとともに参加させていただきました。会場には、私のようなSF初心者からかなり詳しい方まで、そして年代もばらばらの方たちがいらっしゃって、それぞれの視点での読みや感想、そして情報を自由に交換し合うことのできる会でした。

課題本は、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』。主人公は、宇宙船三等機関士のガリヴァー・フォイル。筋骨たくましく頑健、しかし他にこれといった取り柄もなく、正式の乗組員からの評価も残念な男です。乗船していたプレスタイン財閥のノーマッドが爆撃を受けた際にたった一人生き残り、170日間もの孤独に耐えながら漂流していたところ、同じプレスタイン財閥所有のヴォーガがやってくるのを発見し、助けを求めます。しかし、それに気付いたはずのヴォーガは、なぜか彼を無視して置き去りにし…。『虎よ、虎よ!』は、そんなフォイルの復讐譚です。

読書会は2部構成になっており、前半は3グループに分かれ、司会の方のリードで簡単な自己紹介と一言感想を。そこで出た意見をとっかかりとしてディスカッションをしました。私は比較的SF初心者の方が多いグループに入れていただいたようなのですが、皆さん博識で、自分の感想を分かりやすく伝えられる方ばかりで、とっちらかっていた頭の中を整理していただきました。同じシーン・同じ文章を読んできた人の集まりなはずなのに、人によって抱いていた視覚イメージが2つに別れていたり、主人公への評価に男女で差があったりと興味深かったです。また、20歳ほど上の世代の方から、自分の知らない時代の『虎よ、虎よ!』に影響を受けたと思われる作品やキャラクターの名前が出たりと、その世代ならではのお話が聞けました。

後半は、司会の方が各グループの板書をもとに全体の場で発表し、その内容に関して質疑応答をするというスタイル。3グループとも板書のまとめ方が上手く、他のグループで出た意見も分かりやすかったです。個人的に、フォイルが途中で施されることになる、虎模様の入れ墨の色についての考察にはっとしました。

読書会への参加は初めてな上に、普段手に取ることのないSF小説が課題、読み終わったのが当日の朝、さらに感想らしい感想を持てず…ということで不安がいっぱいでしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。次回の課題本はレイ・ブラッドベリ著の『華氏451度』で、夏頃に開催予定とのこと。また参加したいと思います。

【追記】

名古屋SF読書会 参加者の方々によるレポートもご覧ください(*^^*)

お気らく活字生活
 名古屋SF読書会主催をされたメンバーのお一人で、当研究会でもお世話になっている舞狂小鬼(まいくるこおに)さんのブログです。あらゆるジャンルの本を網羅し、活字中毒の名にふさわしい(?)密度の濃い記事を楽しめます♪

O_bakeと読書とひとりごと
内容のポイントを丁寧に押さえた、読みやすく整った文章が印象的なO_bakeさんのブログです♪

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SF・アニメ・美術に工芸と何でもござれ、多様な分野に深い見識をお持ちの青の零号さんのブログです♪

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