2014年12月の記事 (1/1)

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K : SFとの出会い

こんばんは、SFコミュニケーション研究会のKです。

いよいよ第一回SFインターメディアフェスティバルの開催に向けて、準備が慌ただしくなって参りました。年明けには、名古屋市内でチラシの配布とチケット販売が始まりますので、はりきってブログ更新も頑張りたいと思います!


というわけで…


突然ですが、SF好きの皆様が、SFを好きになったきっかけは何ですか?

SFと言ってもその幅は広く、SFと定義するのが難しい作品も数多くあることでしょう。もしかしたら、「この作品をきっかけにSFの世界にのめり込んだ」とはっきり覚えているという方は、意外に少ないかもしれませんね。


実は私もよく覚えていません。
ただ、SFというジャンルの幅広さを、初めて目の当たりにした作品のことは覚えています。その作品というのは、今年2014年6月に他界された、ダニエル・キイス氏の著書『アルジャーノンに花束を』です。

この作品に出会うまで、私はSFとは何なのかよく知りませんでしたし、あまり強く興味を持つこともありませんでした。ただぼんやりと、『スターウォーズ』や『マーズアタック』、『猿の惑星』といったものを思い浮かべる程度でしか、SFを認識していなかったのです。

その私が、高校生の時にたまたま『アルジャーノンに花束を』を手に取った時、これも「SF小説」なのかと衝撃を受けたものです。これを読み終えた後、私の頭の中では1週間も消化しきれない思いが悶々と駆け巡っていました。
ただ、同時に私は、この思いに心地よさと、時に心臓が徐々に早鐘を打ち始めるような熱も感じていたのです。

今思えば、それはきっと作品内容への心の疼きというよりも、作品の様々な解釈を考える過程で、自分の中にあった未知の感情や考えに遭遇したことへの興奮だったのではないかと思います。


私は、SF作品の大前提は、全ての作品に共通して、「未知との遭遇」だと考えています。私が大好きなSF作家であり、SF好きの皆様なら誰もがご存知の、スタニスワフ・レムは、「「未知なるもの」との出会いによって、人は、認識の問題、哲学の問題、心理的問題、倫理的問題などを抱えこむことになるはずだ*」と言っています。想像を絶するものに相対したとき、私たち人間は何を思うのでしょうか。抱えこんだ問題は、突き詰めていくと思いもよらなかった自分の発想で打開されることがあります。つまり、「未知なるもの」が引き合わせるのは、「未知なる自分」なのだろうと思うのです。

*「ソラリス—ファンタスティックな物語」より。『ソラリス』(国書刊行会)に収録されている、レムによる『ソラリス』解説です。


自分が知らない自分に出会うことは、とてもワクワクすることです。
この気持ちは、私にとってはたまたまSFがそのような機会を与えてくれたのであって、人によっては全く異なるものになるでしょう。しかし、それが何であれ、日常における様々な場面で「未知なるもの」と遭遇する機会があることを、私はSFコミュニケーション研究会の活動を通して、皆様と一緒に探していきたいと考えています。


さて、今回ご紹介した『アルジャーノンに花束を』のお話は、後日改めて更新される予定なので、どうぞお楽しみに。



あっ…メリークリスマス!でした!




SFコミュニケーション研究会 K
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【SFインターメディアフェスティバル2015】告知

今年は寒さが一段と厳しいですね。皆様いかがお過ごしですか?

長らくお待たせしましたが、
【SFインターメディアフェスティバル2015】の詳細を告知します!
このイベントは昼夜2部制で開催いたします。

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第一回SFインターメディアフェスティバル2015
〜ロボットの昼とプログレの夜〜


*日時*
2015年3月7日(土)
昼の部 14:00〜16:00
夜の部 18:00〜21:00
※終了予定時刻はずれる可能性があります。

*会場*
spazio rita
http://spazio-rita.com
地下鉄矢場町駅3番出口から徒歩1分

*料金*
前売り券は昼夜通しで4000円のみとなっております。
当日券は昼の部1500円、夜の部3500円、昼夜通しが4500円となっております。
※いずれのチケットも、1ドリンク付きでの料金です。(ソフトドリンク、アルコール各種)
※前売りチケットの販売は1月20日(火)以降となります。

*お問い合わせ*
imcommun.xx@gmail.com

記念すべき旗揚げイベントということもあり、気合いを入れて濃密なものを企画しました。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。


*プログラム*

昼の部「ロボットは人間を超えるか」

三名のパネリストが、それぞれ工学・心理・文化の側面から
人間とロボットの関係にアプローチします!

工学分野では人型ロボットを実際に持ち込み、
制作者である藤堂高行氏によるトークを行います。
来場者の方々には、女の子の等身大ロボットと視線を交わす体験をお楽しみ頂けます。
皆様はロボットである彼女から、愛らしさと不気味さ、どちらを感じ取りますか?

心理分野では、SF研究者の川本真弓氏が、2014年に公開された
『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』『ロボコップ(リメイク版)』を話題に出し、
ロボット、又はサイボーグ化してしまった父とその家族について考えます。
記憶だけが本人を証明する鍵となるか?

最後に文化方面からは、椙山女学園大学教授・長澤唯史氏による、
全世界でその名を轟かせたボーカロイド・初音ミクを扱ったお話となります。
ボカロはなぜ海外でここまで受け入れられたのでしょうか?

かつてのSFは、今や現実となりつつあります。
空想と現実を往来してきた私たちの生活を、このイベントを機会に楽しく考えてみませんか?(^。^)


夜の部「SFとプログレの夜」

Andmo'というテルミン奏者2人による演奏と、
日本を代表するLed ZeppelinトリビューバンドCinnamonの初代ヴォーカリスト・宮崎尚さんによるライブです!テルミンの不思議な音色と迫力のある歌声で非日常的なひと時を!

更に、夜の部演奏の合間には、Andomo'の奏者であり、SF研究家でもある菊池誠氏と、
渡辺英樹氏によるSFとプログレを巡るあれこれトークもお楽しみいただけます♪

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当日は昼夜どちらかのみのご参加も可能です。
ドリンク片手に、どうぞお気軽に満喫していってくださいm(__)m


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