紹介雑記の記事 (1/3)

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#拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その10『クラインの壷』

皆様こんばんは、少々ご無沙汰しましたが、SFコミュニケーション研究会のおもちです。
SFインターメディアフェスティバル2016〜すべてがR(eal)になる〜開催まであと3日となりました!詳細はこちらの記事でご確認ください♪ → SFインターメディアフェスティバル2016詳細


さて、今夜もTwitterで公募させて頂いた #拡張現実っぽいSF のご紹介です。

今夜ご紹介するのは岡嶋二人著作『クラインの壷』です。この作品は1989年に刊行され、NHKでもドラマ化されていたようですが、ドラマの方は現在は視聴できないそうで…非常に残念です。ミステリー要素が強く、現実と虚構の区別がつかないまま、真実を求めていく展開には底知れない恐怖を覚えます。


あらすじ
ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャル・リアリティ・システム『クラインの壷2』の制作にかかわることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのゲームの実体は……。現実が歪み虚構が交錯する恐怖!(新潮文庫『クラインの壷』裏表紙より)


「クラインの壷」というのは、イプシロン・プロジェクトと言う会社で極秘に制作されているヴァーチャルリアリティ(VR)ゲーム機のことです。現在、視覚をコンピューターグラフィックスで操作し、よりリアルな空間を演出する「オキュラスリフト」と呼ばれる装着型のVR装置がありますが、クラインの壷はプレイヤーの五感全てをVR空間に放り込んでプレイするゲーム機なのです。このアイデアが1989年に登場していたことにも驚きなのですが、とにかく本文の緊張感がすごいのです。どこまでが本当の現実で起こっていることなのか判別できないという、読者にとっても地に足がつかないような不安な状況は、苦手な方もみえるかもしれません。しかし、現実と仮想現実の狭間でイプシロン・プロジェクトの謎に迫っていく展開は、かなり面白いです。とはいえ、この手の作品の結末は必ずしも後味の良いものではないことも記しておきましょう。なにせ、自分が本当に現実に身を置いているかを確認するには、死んでみないと分からないのですから。


Twitter公募作品の中では、本日ご紹介した『クラインの壷』のように、ミステリー要素もあり、現実と虚構の区別がつかなくなるような恐怖感を味わえる作品として、P.K.ディック『ユービック』、クリストファー・ノーラン『インセプション』、などが挙げられると思います。複雑に入り組んだ現実と虚構、登場人物も読者もまんまと五感が騙される仮想現実SFを、是非お楽しみください。


それでは皆様、今夜もよい夢を…(^^)


SFコミュニケーション研究会
おもち
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拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その9『サマーウォーズ』

こんばんは。このブログ初登場の会員の魚肉です。
イベントまであと2週間を切りましたね!
なかなか面白い内容なので、私自身楽しみにしています。が、出産予定日とかぶっていて私は当日不参加です…。
みなさんとお会いできず残念です。
担当は祈祷とおもちから指示を受けてますので当日何かを感じ取ったら、たぶん私です。笑
行こうかどうか迷われてる方、気になってる方、ぜひ足を運んでみてください♪私のぶんまで(^o^*)

さてさて、それではTwitter公募の #拡張現実っぽいSF を紹介させて頂きます。
今回は細田守監督の『サマーウォーズ』です。


*あらすじ
世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界OZ(オズ)。ユーザーはパソコン、携帯電話、テレビなどから自分のアバターを使い、ショッピングやゲームだけでなく、現実の納税や行政手続きなどの様々なサービスを利用できる。OZの管理権限や個人情報などは、世界一安全と言われるセキュリティによって守られていた。

ある日、高校2年生の小磯健二は、憧れの先輩篠原夏希から一緒に夏希の実家に行くという「バイト」に誘われる。実家には夏希の曽祖母陣内栄の90歳の誕生日を祝うために、26人の親族が一堂に集まり、健二はひょんなことから栄のために「夏希の婚約者のふり」をすることになった。

その夜、健二の携帯電話に「数字の羅列」が書かれた謎のメールが送られてくる。数学が得意な健二は、それを何かの問題だと思って回答してしまう。しかし、それはOZの管理権限の暗号パスであった。翌日、OZは謎の人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、その影響はOZと密接に関係している現実世界におよび、大きな混乱を引き起こしてしまう。
(Wikipediaより)


チラシ裏面のあおり文にも記載した『サマーウォーズ』ですが、この作品に登場する仮想世界OZはまさに拡張現実っぽいですね。
TwitterやFacebookなどの発信メインのSNS、
自分のキャラクターを動かして仮想世界を楽しむネットゲーム、
用事がなくてもつい見ちゃっていつの間にかポチってる電子商取引、
面倒くさいこと極まりなくて丸投げしたくなる(よい子はマネしちゃいけません)行政の手続きや納税…
1990年代にインターネットが普及して以来、めざましい発展を遂げてきたネットワーク技術ですが、今ばらばらに行っている操作はOZで全部できちゃうわけですね。現実の延長線上でネット世界での現実が同時進行しているわけです。

現時点でネット世界にちょっとついていけてない私なので、もっと上の世代の人たちって…と思いますが、
登場人物たちは世代を問わず全員アバターを持っててちゃんとついていってるみたいです。
おじさま方のアバター、結構かわいいので注目ですよ。
栄おばあちゃんのアバターは陣内家の家紋です。
OZの世界で背景として描かれている無数のアバターたちにもそれぞれ個性があり、どう見ても水餃子なのや、菩薩っぽいのや、宇宙人にしか見えないものなど。。どれも憎めないデザインです。
2頭身アバター(ケンジ)が8頭身アバター(ラブマシーン)にボコボコにされるところですらかわいく見えます。笑

個人的な見どころは夏希アバターが真の本当の最終形態(笑)に変身するシーンでしょうか。
セーラームーンで育った世代なのでちょっとだけ胸熱です(`・ω・´*)


それでは今宵もよい夢を~!


SFコミュニケーション研究会
ぎょにく

拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その8『キングスマン』

みなさま週末の夜、楽しまれていますでしょうか。
毎日更新すると宣言したくせに全く進んでいなかったダメ研究員ぽちこです。
今宵もTwitter公募 #拡張現実っぽいSF 作品のご紹介をさせて頂きます。今回の作品は昨年上映された映画、キングスマン。まずはあらすじ紹介。

~あらすじ~
ロンドンの高級テーラー「キングスマン」。しかしその実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関だった! 高級テーラー「キングスマン」。その裏の顔は世界最強のスパイ機関である。ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなすハリーは、そのエリートスパイ。組織の指揮者アーサーの指令で、何者かに惨殺されたエージェントの代わりに新人をスカウトすることに。ハリーは街の若者エグジーに可能性を見出し、「キングスマン」の候補生に抜擢。実はハリーは、死んだエグジーの父と旧知の仲で、ある約束を果たそうとしていたのだった。一方で、頻発する科学者失踪事件の首謀者でIT富豪のヴァレンタインが、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた。調査を開始した「キングスマン」にも、ヴァレンタインの魔の手が迫る。果たして、エグジーはキングスマンの一員となれるのか。そして、「キングスマン」はテロを阻止できるのか。世界最強のスパイ機関、ついに出動!

クールな紳士がバッサバサと戦うシーンは圧巻で、チンピラのエグジーの成長物語としても傑作です。私個人的にはマーリンが可愛くて仕方ないのですが、話がそれてしまいそうなので割愛。

キングスマンは皆眼鏡をかけているのですが、これはただの眼鏡ではなくハイテクな優れもの!
通信機能付きで遠距離ビデオ会議もできるのです。
がらんとした会議室、席は自分の席以外に数席あるが誰もいない。しかしその眼鏡をかければ空席のはずの席に他のキングスマンが座っている映像が映し出され、まるで一斉に集まっているかのような映像が見えるのです。現実にテレビ会議は存在し、一般的に使われていますが、まさに拡張現実っぽいのではないのでしょうか・・・

それ以外にも様々なハイテクガジェットが出てきます。いろんな要素が盛りだくさんの作品ですので是非ご覧ください♪

それでは皆様、今夜も良い夢を〜!

SFコミュニケーション研究会
ぽちこ

#拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その7『南極点のピアピア動画』

――「世界を結びつけてるものってインターネットだけじゃなくて、いろいろあるんだなってことです」(「コンビニエンスなピアピア動画」p110)


皆様こんばんは、SFコミュニケーション研究会のおもちΩです。

今夜もTwitter公募 #拡張現実っぽいSF 作品のご紹介をさせて頂きます。本日の作品は野尻抱介『南極点のピアピア動画』です。ネットと宇宙を繋ぐ短編4作が収録されており、難しすぎず簡単すぎない、絶妙なバランスを持った短編集です。ライトノベルと一般SFの中間くらいの読み応えと言えるでしょう。

4編ともネットを使って人々に前向きな未来を与える清々しさがあります。また、もはや馴染み深いツールとなったニコニコ動画やボーカロイドが、人と人とをつなぎ、果ては宇宙へと導いていくストーリーには、かつての未来である現代も悪くない!と思わせてくれるでしょう。ネットは世界のあらゆる場所と簡単に繋がることを可能にしましたけれど、元々世界は繋がっていたんですね。

実社会とネット社会、2つ合わせて今の私たちの現実を構成しているのですから、この環境を活用し、楽しく生きて行きたいものです(^^)


それでは皆様、今夜も良い夢を〜!


SFコミュニケーション研究会
おもちΩ

#拡張現実っぽいSF 公募作品ご紹介その6「ケイシィ・マシン」

皆様こんばんは、SFコミュニケーション研究会のおもちΩです。

今夜ご紹介させて頂く #拡張現実っぽいSF 公募作品は、R.A.ラファティの短編「ケイシィ・マシン」です。この作品、一言で言えば強烈です。恐るべき時空と幸福の「束の間」に在るという未曾有の体験が語られる、重厚な24ページとなっております。

このチョイス、私が下手に語るのは止しましょう。
「ケイシィ・マシン」は、2011年4月に刊行されたR.A.ラファティSF短編集『翼の贈りもの』に収録されています。執筆時期は1977年。


それでは皆様、今夜も良い夢を…(^^)


SFコミュニケーション研究会
おもちΩ
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